◇ 告発映画 「ゴモラ」 大ヒット!! ◇
「ゴモラ」(08年)は、06年4月にイタリアで
刊行された、ロベルト・サビアーノの小説「死都
ゴモラ」を基にしたドキュメンタリー風作品。
現在、イタリア全国で
公開され代ヒットしている。
原作は日本語版で400ページの
大著だが、映画はそこからエピソード
を抜き出し、司式の冷酷さを告発した。
ナポリ郊外、スカンピーア地区の
市営住宅「帆船」に暮らし、次第に
組織に組み込まれ殺人の手引きを
する少年。
新興の中国人グループ
にブランド服の模造を教え、
カモッラに襲撃される中年男。
組織から独立しようとして殺される若者たち。
有害な産業廃棄物を違法投棄し、
土壌を汚染する「エコマフィア」たち――。
ナポリ社会の隅々にまではびこるカモッラ
の実態を、オムニバス形式で描く。
一般人を多数使い、語られる言葉も
現地で使われる「ナポリ弁」のため、
イタリア語の字幕がついている。
原作のサビアーノ氏はカモッラに
狙われ、警察に保護され、06年から
隠とん生活を強いられている。
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