「ヴィヨンの妻」 根岸氏に監督賞 ☆☆
カナダで開催されていた第33回
モントリオール世界映画祭で、太宰治
の短編を原作にした「ヴィヨンの妻~
桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が
監督賞を受賞した。
配給元の東宝に8日、連絡が入った。
映画は、今年生誕100年を迎えた
太宰の短編数本を原作に、小説化の夫
の破滅的な生活にもかかわらず、明るさ
を失わない妻の姿を描いた作品。
松たか子さん、浅野忠信さんらが出演した。
日本国内では来月10日に公開される。
根岸監督は東京都出身。
立松和平さんの原作で映画化
した「遠雷」で注目され、「探偵物語」
「ウホッホ探検隊」「雪に願うこと」など
の作品で知られる。
同映画祭では昨年、滝田洋二郎監督の
「おくりびと」がグランプリを受賞した。
2006年に監督作「長い散歩」
で同賞を受けた奥田えいじさんが、
今回のコンペティション部門で
審査員を務めた。
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