~ 旭 堂 南 青 ~
、、、心に残る話芸 生でぜひ!!
口跡さわやかな28歳。
きりりとした容姿にはかま姿がよく似合う。
20人にも満たない上方講談界で、
奮闘する若き講談師の一人だ。
「元々落語家になりたかったんです」。
中学のころから面白いことが好きで、高校は
芸能文化科、大学では落語講談研究会と、
まっしぐらに歩んできた。
「でも寄席に通っていて、講談を聴くうちに、
物語りも面白いなぁと。そのうち講談に移行して
いったんです」
04年、大学卒業と同時に入門した。
講談との忘れられない出会い
がある。高校3年の時、上方講談界
を一人で引っ張ってきた三代目旭堂
南陵の「長短槍試合」を聴いた。
「よぼよぼで、大丈夫かなぁと
思ってたんですけど、その日一番
会場を沸かして帰って行かれました」
同じ話芸でも、落語が近年、大きな注目を浴びている。
「講談はブームとかまったくないんで・・・・・。
持っているものを磨いて、一歩ずつでも誰かに
負けないものができたらええなあと思っている」
。。。。。6月にトリイホールから
「源平盛衰記より~那須与一」
「無筆の出世」の2席を収録したCD
を発売した。
「生の方が断然面白ですよ」。
CDはほんの入り口だ。
「これを機会に『この人に会いたい』
といわれたい。で、講談聴いたら面白い、
と思ってほしい」。
きまじめな好青年振りが頼もしい。
☆☆☆ 〇〇〇 ☆☆☆ 〇〇〇 ☆☆☆ 〇〇〇 ☆☆☆