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  =実録・連合赤軍  あさま山荘への道程=

             ~~ 深まりゆく 若者の閉塞感

          1936年生まれの 若松孝二氏の
        長大な新作映画である。。。。。 

  まず原田芳雄のしわがれ声のナレーションにのせて60年の安保から70年安保のじだいにかけての動乱の政治状況が、ニュース映像やスチル写真を駆使してスケール大きく描かれていく。

         そしてその合間に、重信房子、遠山美枝子、
       永田洋子、森恒夫、その他の多数の学生政治
       運動家たちの姿がちりばめられていき、やがて
       連合赤軍を結成した彼ら彼女らの、集団ドラマ
       が始まる。

  時あたかも高度経済成長が始動し、やがて管理型の資本主義社会のシステムが一人一人の日本人を孤立させていった時代である。

  そんな空気のなかで、閉塞状態におちいった学生たちは、玄関の山岳アジとに追いつめられ、世界革命を志しながら、総括の流血にまみれていくことになる。そのプロセスが、おぞましくもあり、また妙に切ない。

             これは映画でいえば、日本人が
           高倉健の投影仁侠映画への喝采から、
           渥美清の松竹映画『男はつらいよ』
           シリーズのもたらす安息への同意に、
           心情を変化させていった時代と重なる。

  国際的にいうと、イタリアのアントニオーニ監督の映画『さすらい』や『情事』が、重大なことはどこかで既に決定され、一人一人の人間はそれに従って、アンニュイの中を漂って生きていくしかないのだ、と訴えた時代にも照応する。

  生き残った若者たちが次々逮捕され、あさま山荘にこもった最後の五人が機動隊に制圧されるラストシーンまで見ていくうちに、私は不思議な感慨を覚えた。

             時代の閉塞感はその後さらに
          深まり、そのことに関して私たちは
          何か重い責任を問われている。と
          いう気がして。。。。。 

◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
     
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by delivery0001 | 2008-03-22 12:54
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